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Miyajima News

2021年7月31日

ブルートゥース・スピーカー

【令和3年(2021年)8月のコラム(第248号)】 


ANKER社のホームページよりsoundcore2

1.ブルートゥース・スピーカー

ここ一年ほどの間に買った物で一番のお気に入りは「ブルートゥース・スピーカー」だ。
スマホと無線でつなげるスピーカーのことである。
最近のスマホはとてもよく出来ているので、それ自体でも結構いい音するのだが、音楽を楽しむとなると少し物足りない。
そこでブルートゥース・スピーカーを買おうとAmazonのサイトで調べてみた。
最初はカッコイイBoseJBLにしようかと迷ったが、2台ペアリングしてステレオサウンドが楽しめるというのでANKERSoundCore2を選んだ。
結果これが大正解だった。音がよく、しかも安い!(買った時はなんと2台で1万円弱)

私は音楽が大好きで、クラッシックからJAZZ、ポップス、フォーク、演歌まで何でも聴く。
学生時代はバイト代のかなりの部分をレンタルレコード代に注ぎ込んでいたほどだ。
ところが今はYoutubeというとんでもなく便利なものがある。
タダであらゆる音楽や映像が視聴できるのだ。
しかもYoutube Premiumという月額1,550円の有料サービスに入れば鬱陶しい広告が出てこない。
そういうわけで私は家でパソコン開いて仕事する時も、ウィスキーのオンザロックを片手にのんびりする時も、スマホとブルートゥース・スピーカーのおかげで様々な映像や音楽を楽しめている。

おもしろいのは「聴き比べ」ができるチャンネルがあることだ。
たとえばベートーベンの「運命」やチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番、ショパンの英雄ポロネーズなど名曲の聴き比べが実に楽しい。
同じ曲でこんなにもイメージが変わるのかと、ついハマってしまう。

最近感動したのは日本が誇る世界の指揮者、小澤征爾さんの演奏だ。
曲はブラームスの交響曲第1番で、サイトウキネン・オーケストラを199295日に指揮されたものだ。
演奏はもちろんだが、小澤征爾さんの表情にも痺れてしまった。

 
ブラームスの交響曲第1番(33:10からがもっとも有名な部分でしょうか?)

また、コンサートマスターの潮田益子さん(亡くなられたのが実に残念です)ほかオーケストラの楽団員の真剣な表情にも息を呑む。
小澤征爾の指揮でこの名曲を演奏できることを誇りに思い、最高の緊張感の中で楽しんでいることがひしひしと伝わってくる。
演奏が終わった途端に涙が溢れるような、まさに感動の演奏だった。

会社も小澤征爾さんのように指揮できれば・・・と思うのだが、甚だ夢の世界である。


小澤征爾が45歳の時、帝王カラヤンへのインタヴュー(1981年 in Paris 8分19秒)
「Don’t conduct so much.」というカラヤンのひと言は、組織をまとめる者の神髄だと思いました




└誠一郎のコラム