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Miyajima News

2009年11月21日

金言

【H21年11月のコラム(その2)(第100号)】





近江牛専門店「千成亭」さんのホームページより 

初代上田豊吉氏(左から2人め)が品評会で最高位の牛を落札された時の写真



1.金言



この毎月のコラムも2001年10月に始めて以来、おかげさまで

今回で100号を迎えることになった。すなわちほぼ丸8年である。

「よくも毎月書くことがあるものですねぇ」と半ば感心、半ば呆れ心(?)

で言われることがあるのだが、それでも一つ一つ読み返すと、

「この時こんなことがあったのだなあ・・・」と、やはり懐かしい。

それと「時々読んでますよ!」とか言っていただくと、やはり嬉しい。



ほとんどが「人からこんなことを聞いた」とかの所謂“うけうり”では

あるが、それだけいろいろな人に教えていただき、忠告していただいて

今があるのだということは忘れてはならないと思う。



先日も友人の経営コンサルタント、坂上仁志氏がわざわざ東京から彦根に

ランチェスター経営の講演をしにきてくれ、「せっかく彦根に行くのだから

“地域No.1”の会社に連れて行ってほしい」というリクエストにお応えして

「滋賀といえば“近江牛”」、「彦根で近江牛といえば“千成亭”」と

いわれる株式会社千成亭さんのレストラン「せんなり亭 伽羅」をお邪魔し、

上田健吉会長から会社経営についてのお話をお聴きすることができた。



その中の一つをご紹介します。



努力 一両



知恵出し 五両



知恵借り 十両



コツ知り 五十両



ひらめき 百両




《意味》



努力することは尊い。

しかし、単に汗水をたらすだけでなく、知恵を出すことが大事である。

とはいっても、自分一人の知恵などたかが知れている。

ものごとに困ったら、その道の専門家の知恵を借りるのがよい。

そうすればより大きな成果が得られる。

こうやって自らの努力や知恵だけでなく、人の知恵を借りることのコツが

わかってくると、商売と言うものは大きく伸ばすことができる。

さらに必死に努力を重ねていくと、神様はあるひらめきを与えてくれる

ことがある。エジソンが「天才は99%の努力と1%のひらめき」と

言ったように、努力の最後に突然ひょっこり現れるひらめきこそが

最大の成果を生むのだ。





まさに『金言』である。

この言葉の意味を考えると、自分はまだまだレベルが低いと反省させられる。

この言葉を胸に、それでもやはりコツコツと努力を重ねたいと思う。







     

坂上仁志さんの近著 『ランチェスター経営戦略』



 

└誠一郎のコラム