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Miyajima News

2009年5月6日

ドイツ訪問記(2/4)~ハノーバー編~

【H21年5月のコラム(第92号)】



1.ドイツ訪問記(2/4)~ハノーバー編~



 

月曜の朝、いよいよ仕事開始です。

ベルリン中央駅から新幹線ICEに乗ってハノーバーに向かいます。



 



 

ハノーバー駅。タクシーで会場に向かい、登録を済ませて会場に入るといきなり大きな展示物が

目に入りました。これは風車の主軸で、残念ながら鍛造品ではなく、鋳造品です。



 

同じくこれも鋳造品で、風車の主軸が入るケーシングです。右はイタリアの鍛造メーカの展示。



 

これはドイツのリング鍛造メーカの展示。かなり職人色をアピールしていました。

右はイタリアの鍛造メーカの展示で、彼は三代目にあたる方だそうです。なぜか日本にとても

好意をもっていてくれて、鍛造機や工作機械も日本製を導入し、来年には新婚旅行で日本に来る

そうです。イタリアは日本と同様に小規模の中小企業が多く、世襲制で企業を永続させていくという

考え方も共通しています。彼が言った「企業は○ッ○ーと同じで小さい方がよい」というジョークには

笑えました。さすがイタリア人です。



 

ドイツ鍛造協会のDr.トットマンさんと会場で情報交換。ドイツの鍛造業界も操業停止など相当

厳しいとのことでした。協会ではハノーバーメッセを鍛造の重要なPRの場と位置づけられ、

毎年広いスペースを取って展示されているそうです。

日独の状況など熱心に情報交換を行いました。初日の見学を終え、1BOXタクシーでホテルへ。



 

ドイツではメッセ価格というものがあり、会場近くのホテルは会期中2?3倍に値上がりします。

よって車で1時間ちょっと離れた「ハーメルン」という町に宿をとってもらいました。

ドイツといえばビール。見本市会場で必死に歩き、英語を話した疲れもあったのか、

この地ビール、最高にうまかったです。



 

ハーメルンは4月のコラムでご紹介しましたが、「ハーメルンの笛吹き男」という古い童話で

有名なとても治安のよい町だそうです。例によって私は一人ぶらぶら夜の町の散策へ。



  

町のあちこちに「RATTEN(ねずみ)」という文字が見られ、町は「ねずみ一色」です



  

ねずみ捕り男の家と、雰囲気のよい店の入り口



 

泊まったホテル「Zur Knone」。床がミシミシいうなど味があり、雰囲気のよいホテルでした。



 

翌朝はまた早起きして朝の散歩へ。おかげさまで最高のお天気でした。

夜は照明でムードたっぷりの町も、朝陽を受けてとてもきれいです。



 

ねずみ捕り男の家の前の看板。こういうのがヨーロッパは違います



 

路面にネズミの絵があるので何かな?と思ったら、これに従って歩いていくとハーメルンの町が

一通り見学できる案内になっているそうです。



 

「結婚式の家」の横にはステージがあり、休日には「ハーメルンの笛吹き男」の劇があるそうです



 



 

笛吹き男の後を追ってネズミが飛び込んでいったという“ウェーザー川”



 

ハーメルン駅からハノーバーメッセ見学2日目に列車で向かう。沿線には多くの風車が。



 



 

今回のメッセから新たに「WIND(風力)」のホールが設けられ、沢山の展示品が並んでいました



 

ドイツのDEMAG社の荷役製品。

日本にはないタイプの製品があり、当社の現場でも使えるのでは?と興味深く見学しました。



 

これもイタリアの鍛造品。右はアルミの鍛造品。どちらも素晴らしい製品です。



 

会場はとにかく広い(小間面積だけで甲子園球場の7倍)。 中には最新のカウンタックも。



 

スーパーカー、航空宇宙、医学向けなどにさまざまな新素材・新技術が開発されています



 

ホールの外にはこんな公園スペースも。昼寝してる人も結構います。



 

クランクシャフトをバリなしで鍛造する研究。右は風車の画像の前で熱心に議論しているお二人。



 

ロボカップもいくつか開催され、若者たちが火花を散らしていました



 

月・火2日間のメッセ見学を終え、晩は白ワインを飲みながらそれぞれの情報交換を



 

ハーメルン2泊後の朝、また散歩に。左は町を囲む城壁と火薬庫。右はミュンスター橋から。



 

橋のふもとにある大聖堂、聖ボニファティウス



  

ステンドグラスはやはり美しい



 

ハーメルンではマクドナルドもこんな感じに。散歩後、いよいよ次の町ビーレフェルドへ。

└誠一郎のコラム