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Miyajima News

2017年11月12日

『 はぐれ雲 』 完  2.死ぬまで生きよ思てんねん

【H29年(2017年)11月のコラム(第203号)】 



1.『 はぐれ雲 』 完

ビッグコミック・オリジナルに連載されていたジョージ秋山さんの「浮浪(はぐれ)雲」が
終わってしまった。約44年、通算1039話という、超長い期間の連載である。
ジョージ秋山さんは1943年(昭和18年)生まれの現在74歳。
つまり30歳から今までずっと、月2回の連載を続けてこられたわけで、凄いと思う。

今まで「はぐれ雲」を読んで教えられたり、心癒されたことか幾度あったことか・・・。
心からありがとうございましたと言いたい。

以前にもこのコラムで書いたと思うけれど、主人公「はぐれ雲」の生き方は僕の理想である。
禅の言葉に「行雲流水(こううん りゅうすい)」というのがあるが、「はぐれ雲」は正にそのとおり。
何にもとらわれることなく、空をゆく雲のように、あるいは流れる水のごとく、
いつも「あるがまま」の人だった。たとえばこんな感じである。


      第1014話より

「趣味は生きてることでんす。」

ふざけんじゃねえよ(笑)って感じですが、「はぐれ雲」はまさにそのままなのです。
世知辛いことばかりの世の中ですが、日常のゴタゴタに振り回されることなく、
「はぐれ雲」のように生きていきたいなあ・・・・・まあこれが僕の一生の目標かな!?
I love Hagure-gumo forever ! !

  

2.死ぬまで生きよ思てんねん

 先日、尼崎にあるT社さんの本社工場を久しぶりに訪問した。
その工場は、土地いっぱいに建物が4階建てになっていて、1階の一部をT社さんの
協力会社さん何社かに「間貸し」されている。その1社であるH製作所さんには、
かつて当社がT社さんの仕事をかなりやらさせていただいていた頃、大変お世話になった。
工場を歩いていると、たまたまそのH製作所の親父さんと息子さん(今の社長)が、
二人で機械の調整をされている横を通りかかった。
親父さんは七十後半か、もしかしたら八十を過ぎておられるかもしれないが、
とてもいい顔色で仕事されていたので、「おやっさん、久しぶり!滋賀のミヤジマです。
お元気そうですね!!」と声を掛けたら、「おー、あんたか!久しぶりやなあ。
僕もこの歳まで元気に働かせてもろてほんまありがたいわ。僕なあ、最近、
死ぬまで生きよ思てんねん。」とニコニコしながらおっしゃったのである。

「死ぬまで生きよ思てんねん」

なんていい言葉なんでしょう・・・。
僕も歳くったら、こんな言葉が自然に吐けるようになりたいと思います。


「小樽の運河にて」
10月の後半に、社員旅行で北海道に行ってきました。
今年は日程と大体の予算だけ決めて、あとはすべて女子社員さんに
企画を任せたところ、なんと一泊二日で北海道へ行くことに!(◎o◎)
でもそのおかげで5名の女子社員が初めて全員参加してくれ、男子も
飛行機がどうしてもダメという社員と東名鍛工で実習中の社員以外は全員参加
してくれ、とても嬉しかったです。その社員さんたちに喜んでもらうべく、
晩の宴会ではサプライズで楽しい(?)出し物を・・・(笑)
またひとつ、よい思い出ができました。ありがとうございました(*^_^*)

└誠一郎のコラム