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Miyajima News

2016年4月3日

リターン トゥ 伊丹空港

【H28年(2016年)4月のコラム(第184号)】





4月1日、弊社はめでたく二人のフレッシュマン(?)を迎えました。

一人は地元の工業高校新卒、もう一人は地元の大手企業のOBの方(設備関係の

プロフェッショナル)です。当日の朝礼で、ささやかながら「入社式」を行ったあと、

七分咲きの桜の前で三人で記念撮影をしました。





1.リターン トゥ 伊丹空港



「当機はただ今より、伊丹空港に引き返します」



機長からこの機内放送が入った瞬間、「それだけは勘弁してくれー!!!」と

心の中で叫んでしまった。今からおよそ10年ほど前のことである。



四国は松山の或るお客様のもとに、なにが何でもすぐに飛んで行ってお詫びせねば

ならない。私が「よかれ」と思ってしたことが、誤解されて担当課長さんの逆鱗に触れて

しまったのだ。それで翌朝一番の伊丹発の飛行機を取って謝りに行ったのだが、

伊丹空港を離陸後、飛行すること約30分。「当機はまもなく着陸体勢に入ります」という

アナウンスが入ったものの、いっこうに機首を下げる気配がない。「おかしいな?」と

思っていると、どうやら松山空港が霧に包まれて視界不良のため着陸できないらしい。

上空を何度か旋回して着陸のタイミングを待っていたが、結局回復の見込みがない

ということで伊丹に引き返すことになったのだ。



「先方さんはカンカンに怒っておられる。まして約束の時間に遅れたらどうなるか・・・?」

それを考えると怖ろしくなったが、電話しようにも上空からは電話のしようがない。

結局約束の時間を大きく過ぎて伊丹空港に帰着し、払い戻し手続きの案内も聞かぬまま

とにかく急いで先方へ電話した。



「すみません!飛行機が天候不良で着陸できず、伊丹に引き返してしまいました!

連絡したくても出来ず、今になりました。本当に申し訳ございません。」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。そうか・・・・・・・・・・・・わかった。

あんたの気持ちはよくわかったから、もういい。」



そうおっしゃっていただいたのだが、何としても直接お会いして気持ちを伝えたい。

携帯電話で調べると、すぐに伊丹を出て新大阪駅に向かい、そこから新幹線で岡山、

さらに特急に乗り換えて松山に向かえば、なんとかギリギリ5時前に入ることができそうだ

ということがわかった。僕は迷わずタクシーで新大阪駅に向かった。



かくしてギリギリ終業の5分前にその客先に着くことができた。面会時間はほんの数分

だったろうか?



しかし、このこのことで、担当課長さんが「わざわざ来てくれてありがとう。自分も言い過ぎた。

これからもよろしく頼みますよ。」と言って下さった。このひと言でどんなに救われたことだろう。



こういう時はお金や時間など関係ない。とにかく直接お会いして謝ることが大事である

ということを、身に沁みて学んだ出来事である。



今はもう退職されているその課長さんに、先日偶然にもお会いすることができた。

「ミヤジマさんのホームページ、今でも時々見ていますよ。」との思いがけぬひとこと。

このコラムも読んでいただけるのだろうか?それでこんなことを書いているわけではないが、

この一件は私の社会人経験の中で忘れられない出来事の一つである。それを思い出させて

いただいた。



人生に失敗はつきものである。大事なのは、「その時どうするか?」ということなのである。

貴重な経験をさせていただいたTさんに、今あらためて感謝したい。













松山の道後温泉「坊ちゃん湯」は何度行っても最高ですね!

ホテルは松山駅の近くだったのですが、早起きして足を伸ばし、ひと風呂浴びてきました。

来年は愛媛国体があり、それが終わったら9年間もの改修工事に入るそうです。

工事中も営業は続けるそうですが、是非みなさんそれまでに機会があれば

昔ながらの「坊ちゃん湯」を楽しんでみてください。



└誠一郎のコラム