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Miyajima News

2013年9月23日

インターナショナル

【H25年(2013年)9月のコラム(第153号)】





8月13日 甲子園アルプススタンドの赤鬼集団

      (彦根東高校HPより)



1.インターナショナル



今年の夏の甲子園に初出場した私の母校、彦根東高校にはおもしろい伝統がある。

体育祭の応援歌として旧七帝大をはじめ、全国の名門大学の校歌や寮歌を

先輩(3年生)が後輩(1、2年生)に教えてくれるのである。



有名なところでは早稲田の「みーやーこーの せーいーほーぉく 

わせだーのーもりにー(都の西北 早稲田の杜に)・・・」とか

「りくのーおうじゃーけいおー(陸の王者 慶応)」とか

「おーおー明治ー その名ーも 我ーらーの母校」とかいった歌である。



その中でも特に僕が好きだったのは

「都ぞ弥生の雲紫に 花の香漂う宴の筵(むしろ)・・・」という北大寮歌、

そして「紅萌ゆる岡の花 早緑(さみどり)匂う岸の色 都の花に嘯(うそぶ)けば

月こそかかれ吉田山」という三高(今の京大)寮歌である。なんと美しく

気高い歌だろうと思いながら、同級生と肩を組みながら歌っていたものだ。



こういう歌を歌いながら、「ああーこの大学に入りたいなー」とか夢を見、

そこを目指して勉強するという高校時代もなかなかいいものだったと思う。

(残念ながら僕は北大にも旧三高にもご縁がなかったが!!(笑))



そういう「伝統の応援歌」の中で、もう一つだけ僕が好きだった歌がある。

それは「インターナショナル」という歌である。







「立ーてー我らが友よ 今ーぞ意気高くー」という歌詞だったが、なぜか僕は

この歌が好きで、よくこの歌を口ずさみながら「僕もいつかインターナショナルな

人間になりたいなー」とか思っていたものである。今回このコラムを書くにあたって

初めてネットで調べてみたのだが、なんとこの歌は「バリバリ超左派(赤)」の歌で、

もともとは社会主義国の労働運動の歌だということを知り驚いた(@_@。



でもそんなことはどうでもいい。

僕はこの「インターナショナル」という言葉と歌の響きが好きだったのだ。





今、世界はグローバルとかボーダーレス(無国境)の時代だとか言われている。

でも国家は確かに存在し、お互いの利益ばかりを考えて争いが尽きない。

そんな「私利私欲の海」の中ではあるが、世界はそう悪いものではないと思う。



僕は昔、新潟に出張というと、とんでもなく遠いところへ行くようなイメージを持っていた。

しかし何度も新潟のお客様を訪問する内に、いつの間にか自分の中で新潟は大好きで

身近な場所になっていた。

ドイツなんて一生行くことはない遠い国だと思っていたのに、業界の視察や展示会などで

何度か行くうちに、気がつけばなんと6度も訪問し、今では「12時間ほどかかるけど、

本読んだり映画観たり居眠りしてたらすぐに着くやん」と思えるほどになった。

慣れとは怖いものである。



そしてなんとこの8月末には、4月のドイツの見本市で知り合ったイタリアの鍛造メーカーを

一人で訪問するまでになった。僕の英語は無茶苦茶ではあるが、初めて一週間、一言も

日本語を話さぬまま帰ってくることができた。

人間、言葉は不十分でも身振り手振りでなんとかなるものである。





イタリアのPOPPI社の社長と専務さん。素晴らしい会社でした!



しかしやはり International のために言葉はとても大事である。

そこで皆さんにプレゼントでオススメのサイトを一つお教えします。







News in Levels ・・・レベルに応じたニュースというような意味だが、これが実によい。

実際のテレビのニュースを聞き取るのは非常に難しい。

それがこのサイトではLevel1でごく簡単な中学英語、次に Level2 で高校英語、

そしてLevel3で実際のニュース、というように順番に導いてくれるのだ。

是非試してみてください。



以上今回は英語習得サイトのご紹介まで。

スピードラーニングさんごめんなさい。そして、めざせInternational!!

└誠一郎のコラム