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Miyajima News

2005年12月11日

日本人のヴォーカル・「忙しい」ということ(師走にちなんで)

【H17年12月のコラム】
中島美嘉
(1)日本人のヴォーカル
最近、中島美嘉が好きである。
「43歳のオッサンが聴く歌とちがうやろ!?」と言われても構わない。
とにかく胸にじーんとくるのである。彼女はなんと弱冠22歳である。
そんな彼女が、デビュー4年目にしてベスト盤をリリースした。
1曲目は「AMAZING GRACE」。
これまた僕の大好きなJAZZシンガー、綾戸智絵のプロデュースによる曲だが、綾戸さんは中島美嘉にほれ込み、「自分が体得した歌に関する技術と経験のすべてを、彼女に伝承してみたい」と言ったという。
それほど彼女の歌には「うまさと心」があると思う。
秋元康作詞の「STARS」や「WILL」、ヴァイオリニスト葉加瀬太郎とのコラボレーションによる「朧月夜?祈り」、ウィンター・ラヴ・バラードの名作「雪の華」など、続く曲どれもが深く心に沁みてくる・・・。
もともと音楽は大好きで、学生時代には何百本というカセットテープ(懐かしい!)を宝物にしていた私ですが、どちらかというと洋楽かクラッシック・FUSIONなどを好んで聴いていた。
しかし最近はというと、もちろん今までのも大好きには違いないが、なぜか日本人のVOCALに心惹かれることが多い。
中島美嘉のほかにも、「囁きヴォーカル(?)」の平原綾香や、SWEET VOICEの平井堅など、挙げ出したらきりがない・・・。どれを聴いても実にいい。
「こころの時代」が叫ばれるようになって久しく、悲惨な事件が多発する昨今ですが、先の歌手に限らず素晴らしい日本人のヴォーカルを、一人でも多くの人が聴いてくれて感動・思いやりの豊かな日本にならないものかな、と思う今年の師走です。
平原綾香 平井堅
(2)「忙しい」ということ(師走にちなんで)
今年もあっという間に、しかしある意味やっとこさ、12月に入りました。
当社は12月決算ですので、「通信簿」の成績を決める最後の1ヶ月ということになるからです。いまさらじたばたしても始まりません。しかしやはり最後までベストを尽くすのみです。
手帳を見返してみると、各ページには「よくもこれだけ書き込むなあ・・・」と自分でも呆れるくらい、その日の予定、あったこと、心に残った言葉などがびっしりと書き込んであります。
おかげさまで、今年も大変充実した一年だったように思います。
ところで、「忙しい」という字は「りっしんべん(立心偏)」に「亡」すなわち「心を亡くす」と書きますが、今までの私は、まさにそんな心の状態であったように思います。
ところが、そんな私の心を大改革してくれた出来事が先日ありました。
それは「ACTIVE BRAIN SEMINAR」という、脳ミソを活性化して集中力・記憶力を高めるという講習を受けたことです。講師は彦根出身で、マニフェストなど、多くの政治家の政策立案の立役者として大活躍されている小田全宏氏だったのですが、その先生が講義の中で、私の「毎日が忙しすぎて・・・」という悩みに対し、
「忙しい、ということは、実は一つのことをしている時に、あれもせなあかん、これもせなあかんと考えて、心が『ここ』にないことをいうのです」と仰ったのです。
私は「がーん!!!」としました。一緒に受講していた友人のT氏も、この言葉にまったく同じ「気付き」を得たらしいのですが、それからというもの、私のものごとに対する姿勢、考え方が、がらりと変わりました。
やることが山積みの状態は以前とまったく変わりません。
しかし、今自分は何をするのかしたいのか?をまず考え、一つ一つをじっくりと、しかし集中してこなそうと心掛けるようになったように思うのです。
結果その方が仕事の質もスピードもアップしているのではないでしょうか。
皆さん、脳ミソを活性化させるコツは「集中力とイメージ化」ですよ!
このことは、また機会があればお話したいと思います。
では師走の慌しい毎日、どうかみなさまご自愛ください。再見!
2005.12.11
朝日
12月5日の通勤途中 多賀の山から立ち上る朝日

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