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Miyajima News

2004年12月24日

おかげさま

【H16年12月のコラム】
おかげさん
あいだみつをさんの日めくりカレンダーより
おかげさま
月並な言葉かもしれませんが、毎年12月は素直にこういう気持ちなります。
やはり一年の間にお世話になった方々への感謝の気持ちはもちろんですが、12月20日は弊社の創立記念日であり、今があるのは48年前に「株式会社宮嶋弁棒鍛造所」を起こしてくれた祖父母のまさに「おかげさま」だと思います。
そのほか何よりも有難いのは、「鍛造」という非常に危険をともなう仕事において、大きなケガや災害がなくこれたのも安全第一でがんばってくれた社員の「おかげさま」です。
こんなことばかりを書いていると、「あーりが?たや、ありがたや」と歌う「ありがた教」の信者と勘違いされるかもしれませんが、忘れてはならないことは
『では、自分は誰に「おかげさま」と感じていただけたか?』
ということではないでしょうか。
このことを考えると、
昔愛知県の工作機械メーカに勤めていた頃、寮のうなぎ部屋のような狭い部屋で一緒に飲んでいた時のH君の言葉を思い出す。
「あんなぁ宮嶋、よくギブ・アンド・テイクって言うけどみんな全然わかっちゃいねえんだよな?。テイクって取っちゃダメなんだよ。正しいのはギブ・アンド・ギブン
すなわち与えられなきゃダメなんだよ。」・・・これはすごいと思いました。
「おかげさま」でたしかにこの一年間、たくさんのものを自分はGIVEN(ギブン)
すなわち与えていただいたわけです。
でも自分はどれだけGIVE(ギブ)、人に与えることができたでしょう。
感謝の心と同時に、「利他の心」「無私の心」をあらためて考える年末です。
ゆとり
お世話になっている方のお宅に伺ったときにトイレの壁にかけてあった日めくりカレンダーです。
丹波あじさい寺の住職、小籔実英さん作

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