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Miyajima News

2003年10月11日

入院中に考えたこと

【H15年10月のコラム】
コスモス1
会社近くの近江鉄道沿いに咲く秋桜(2003.10.11朝撮影)
コスモス2 コスモス3
入院中に考えたこと
9月22日、生まれて初めての手術をした。
2ヶ月ほど前に、ちょっとしたことで右膝をひねってしまい、そのうち治るだろうと思って放っておいたのだが、一向に良くならず、終に正座もできない状態になってしまったので念のため病院に行ったところ、右膝半月板損傷」ということであった。
先生曰く、「自然に治るということはないので、まだ若いし、手術した方がいいですよ。」よって迷うことなく手術を受けることにした訳である。
手術は下半身麻酔で受けたのですが、手術後数時間して麻酔が切れてからの痛みは想像以上のもので、4日間の入院中ずっと唸っておった次第です。
仕事の都合でそう長くも入院していられないので5日目から会社に出ているのですが、手術後約3週間経った今でも未だに膝が思うように曲がらず、跛(びっこ)を曳きながら歩いている状態です。頑張って早く治さねば!
ところで、今回の入院でいろいろなことを考えました。その幾つかをご紹介させて頂いて今月のコラムとさせて頂きます。
(1)入院中は結構何もできない
あれこれしようと思ってパソコンを持っていったり、以前から読みたかった本を沢山持っていったが、それどころではない。やはり入院中はあきらめてじっくり治療に専念すべきである。
(2)保険は入院初日から出るものに入っておくべきである
大抵の保険は入院5日めから出るようになっているが、これは実によく考えられたものです。自分も我慢しきれずに?4日目で退院してしまい、なんか損した気分になっております。
(3)怪我をすると後が大変
痛いのも大変ですが、退院後どうしてもびっこを曳いて歩きますので会う人会う人みな「どうしたの?」と心配して下さります。
そのお一人お一人に「いや?、ちょっと膝をひねりまして・・・」と説明するのはかなり辛いものがあります。
(4)結局この世は男と女
手術前の不安、手術後の痛みに苦しんでいる自分にとって看護婦さんの笑顔はまさに「天使の微笑み」でした。入院前に娘から「お父さん、看護婦さんの携帯とか訊いたらあかんで!」と釘を刺されていたので、さすがにそれは我慢?しましたが、やたらと元気な看護婦さん、文字通り「白衣の天使」のような看護婦さん、ちょっと方言混じりだけど一生懸命で親切な若い看護婦さんなど、いろいろな方がおられますが、どなたにも感謝感謝の日々でした。
(看護婦さんの勤務は本当に大変で、一旦帰って2、3時間仮眠したらまたすぐに戻って当直勤務という時もあるそうです)
隣には80過ぎのお爺さんが入院しておられたのですが、ベッドから起こしてもらう時、まさに「抱擁」状態のときには、やはり「幸せそうな」顔をなさっていました。
最近は「看護婦」とはいわず、「看護師」といわねばならないそうですが、少なくとも男の私にとっては、「看護婦さん」の方がいいなあと思った次第です。
(※もちろん男性の看護師さんでなくてはできないハードな仕事もありますので、その辺は誤解なく)
(5)病院にも『哲学』が大事
歴史的校舎の解体をめぐって有名になった豊郷小学校の近くの豊郷病院に入院したのですが、病院はもちろん、そこの院是がすばらしいものでした。
「豊かな郷(さと)で、心と体の健康を、家族のように」
特に最後の「家族のように」がいいと思いませんか?
やはり「健康第一」。日々元気に働けることに感謝して、これからも一所懸命いきましょう。
鋼の魂
1000トンのプレスで成形される真っ赤な鋼の塊
神戸(資)岡本鉄工様

└誠一郎のコラム