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Miyajima News

2019年9月21日

パスポート

【令和元年(2019年)9月のコラム(第225号)】 


インドネシアの首都ジャカルタで夜も続く渋滞 (撮影 村田嘉津夫氏)


1.パスポート

こんなことは生まれて初めてだった。
関空まで行きながら、飛行機に乗れずに帰ってきたのだ。
自分の恥を晒すようだが、「まあ、いいっか」と思い、書いておきます。

本当なら、8月28日に出て9月1日の朝に帰ってくる予定でインドネシアに行く
つもりだった。当社はインドネシアから技能実習生を迎えているのと、現地に
お客様がある関係でほぼ毎年インドネシアに行っており、今回が10回目となる
「はず」だった。

ところが!である。関西空港のガルーダ・インドネシア航空のカウンターで
搭乗手続きに入ったのだが、なかなかチケットが出てこない。
どうしたのかな?と思っていると、担当の女性が「あのー・・・お客様、大変
申し訳ないのですが、宮嶋様だけ発券できないのです。」とのこと。

「は????なんでですか?」と訊くと、インドネシアに入国するには
パスポートの有効期間が6か月以上残っていないといけないところ、
なんと私のパスポートだけが「数日」足らなかったのだ。

「がーーーーん!!まじか???そんなことあり???」と初めは言葉を
失ったのだが、冷静に考えるとこればかりはどうにもなりそうにない。
必要残期間が足りないということは、パスポートが期限切れなのと同じことなのだ。
同行していた技能実習生受入れ機関のM氏が、なんとかならないか必死に
交渉しようとしてくれていたのだが、いさぎよく断念する旨をお伝えした。

今回は現地で6社訪問する予定を組んでいたのだが、幸い当社のW部長も同行
していたので、W君とM氏の二人だけで行ってもらうことにして二人を見送り、
私は急いで現地の6社に謝りとお願いのメールだけ送って関西空港をあとにした。

電車で空港連絡橋を渡って帰る時、「ああ、昨日夜中までかかって荷物をまとめた
のはなんやったんやー。なんちゅう俺は間抜けなんやー。」と、情けない思いで
車窓を眺めていたのだが、なぜか不思議と「今回は神様がお前は行かんでええと
いわはったのかもしれんなあ」と思ったのも事実である(笑)

そんな「予感」が当たったのかどうかはわからないが、会社に戻ってみると早速
新潟のお客様で重大なクレームが発生したとの連絡。あいにく品質保証責任者の
O君が翌日まで休暇をとっていたので営業のW君と翌朝一番に会社を出て新潟へ。
お客様にご迷惑をおかけしたことには間違いないが、すぐに飛んで行ったことで
とても喜んでいただくことができた。

さらには新潟へ向かう車中で、大阪方面の同業者のオヤジさんから「あんたに
頼みたいことがあるから、すぐに来てくれへんか?」との電話。
もちろん僕の予定は丸々空いているので、「明日なら朝から行けますけど!」と
返事して早速翌朝、営業のI君と一緒にお伺いすることができた。
(実はそこのオヤジさんは、とても気が短い(笑))

二件とも実にGood Timingだったのである。

僕抜きでインドネシアに行ってくれたW君も、幸い大きなトラブルもなく順調に
現地の6社さんを訪問して帰ってきてくれ、すごくいい経験になったと思います。

これぞまさに「人間 万事塞翁が馬」ではないでしょうか?

とまあ、長い文章書いて結局は自分の不注意を正当化しているわけではあるが、
今回はたまたま表敬訪問が主体だったからよかったものの、もしこれが大事な
契約とかであったらエライことだった。大いに反省せねばなりません。

みなさまも、パスポートは「有効期限」だけでなく、「残り有効期間」にも十分に
お気をつけください。


卒業生D君の彼女も交えて「ミヤジマ同窓会」  行きたかったなぁー(ToT)


現地のK社では、なんと当社卒業生のH君が会社説明をしてくれたとのこと
こんな「勇姿」を見ると、感無量です(ToT)


会社の近くで綺麗に咲いていた向日葵(9月1日撮影)
森山直太朗の「なぁーつの おぉーわぁーりぃー」という歌が聴こえてきそうです

└誠一郎のコラム