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Miyajima News

2018年5月9日

「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ・・・」の誤解 2.顧みれば

【H30年(2018年)5月のコラム(第209号)】 

1.「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ・・・」の誤解

「天ハ人ノ上ニ人ヲ造ラズ、人ノ下ニ人ヲ造ラズ」

ご存知、福沢諭吉の「学問のすすめ」の冒頭の一文ですが、
この意味を誤解している人は意外に多い。(かくいう自分もそうでした!)

というのは、この文章は「人はみな平等である」という意味でよく引き合いに出される
のですが、実はそうではない。なぜなら、
そもそもこの本は「学問のすすめ」なのであって、人権平等を謳う本ではないのです。
だから冒頭の一文の後には、このような意味の文章が続きます。

「とはいうが、実は世の中は不公平だらけである。生まれる環境や能力は、人によって
ちがう。だからこそ私たちは勉強せねばならない。一生懸命勉強すれば、不公平な
世の中でも報われるのだ。だからこの本では、いかに勉強すればよいかを述べる。」

この説明を読んで、なるほどーと思いました。
「天は人に上下をつくらない」=「努力に勝る天才は無し」 
一万円札の福沢諭吉さんからの有難いお言葉として、肝に銘じたいと思います。

2.顧みれば


上の写真をクリックすれば「顧みれば」のYoutubeが流れます

僕は音楽が好きで、時々このコラムで音楽のことを書きますが、
3月、4月と二か月も連続して小椋佳さんのコンサートに行く機会に恵まれました。
小椋佳さんはもう74歳にもなられるのですが、「人生最後のアルバム」として
「闌(たけなわ)」というCDを数年前に発売されました。
そう、「宴たけなわではございますが・・・」の「たけなわ」です。
そのCDの最後に「顧みれば」という、とてもいい歌があるので、その歌詞をご紹介します。
ぜひYoutubeで聴いてみてください。

「顧みれば 教科書のない 一度限りの人生を まあよく生きて きたと思う

 友の支え 女性の救い 出会いのめぐみ 数多く 運よく受けて きたと思う

 運命を 満喫したと 思われる 今」

これは1番の歌詞ですが、初めて聴いた時、「女性の救い」という言葉にドキッとしました。
小椋佳さんが歌の中でこんな言葉を使われたことは今まで無かったのではないでしょうか。
でも先日、小学校時代の友達とこの歌のことを話していたら、「あれは観音菩薩さまのことを
言っているのではないか?」という意見を聞き、なるほどと思いました。
たしかに僕も、今まで女性に救われたことが何度かあったなあ・・・(意味深???)、
そして自分の気づかないところで、観音さまにも助けられてきたのだろうなあと思うと、
感慨一入(ひとしお)です。

人生を締めくくろうという時期に、小椋佳さんのように「運命を満喫した」と思えるような
人生に、僕もしたいと思います。そして願わくば、自分の葬式には、この曲をバックに
流してほしいなあ・・・(笑) 真面目にそう思える、いい歌です。ぜひ聴いてみてください。 

 

 
連休はお天気がよかったので、愛犬チャイと近くの犬上川沿いを下って
琵琶湖まで散歩してきました。こういうのんびりもいいもんですね(*^_^*)

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