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Miyajima News

2018年3月14日

無責任社会に思う

【H30年(2018年)3月のコラム(第207号)】 

1.無責任社会に思う

「この件は私にまかせてください。なんとかします。」

こういう言葉を、最近は滅多に聞けなくなってしまった。

ずいぶん昔の話だが、小学校の時にある先生がこんなことを言っておられた。

「おまえらな、知らんやろけど、先生の給料っていうのは、すごーく安いねんぞ。
おそらくお父さんの給料の方がずっと高いはずや。それでもわしらはおまえらを
一生懸命教える。だからおまえらは、わしの言うことをよーく聞くように!」

この言葉が妙に印象に残っている。
(たぶん今の時代、小学生に向かってこんなこと言う先生はいないでしょうな!(笑))

今の日本、実感は別として、豊かになりすぎたのだと思う。
だから今の生活なり、地位なりを、なんとしても守りたい。
だから決して自分に火の粉が降りかかるようなことは言わない。
上の写真のような、昨今の情けない不祥事は、そういう結果なのではないかと思う。

その点、中小企業の社長というのはエライもんだ。(自分で言うなって???)

責任を逃れようにも、逃れようがないからである。
僕はよく「社長というものは“公私混同”ではなくて“公私一体”だ」と人に言うけれど、
まさにその通り。会社がダメになったら当然自分も“すってんてん”になるのである。
(たまにそうならない社長もいるが、淋しい生き方だと思う)

逆に言えば、今のような社会こそ、「まかさんかい!」と言える人が光ると思う。
小学校の時、熱い思いをぶちまけてくれたあの先生のような日本人が、
ひとりでも増えることを願うばかりである。


『西郷どん』公式サイトより

今年のNHK大河ドラマは『西郷(せご)どん』。
林真理子さんの原作で、「なんじゃこりゃ?」と思うシーンも多々ありますが、
毎週楽しみに観ております。
その西郷さんは、こんな言葉を残されています。

「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。
この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。」

こういう「始末に困る人」になりたいものである。

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