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Miyajima News

2010年11月23日

花アルトキハ 花ニ酔ヒ  2.進水式

【H22年(2010年)11月のコラム(第113号)】







1.花アルトキハ 花ニ酔ヒ



書家の榊莫山さんが10月3日、84歳で亡くなった。

《榊莫山さんを悼む 画家 元永定正 産経新聞より》



チリチリ髪の毛の独特な風貌と、なんとも言えない書体が好きで、新聞や雑誌に

記事を見つけては楽しみに読んでいたので、ご逝去の知らせを聞いてとても残念に思う。



莫山さんが好んで書いておられたのが

「花アルトキハ 花ニ酔ヒ 風アルトキハ 風ニ酔フ」という言葉である。



先月のコラムで般若心経の「こだわらない、空(くう)の心」のことを書いたが、

莫山さんのこの言葉も同じことのように思える。



朝晩犬の散歩をしていると、道端にふと季節の花を見つけたり、時々の風を感じては、

「ああ、日本っていいなあ」と思う瞬間がある。そんなとき僕は、莫山さんのこの詩を

思い出すのだ。



莫山さんのご冥福を祈ると同時に、たぶん今頃は雲の上で仙人のような姿で自然を

楽しんでおられるのだろうなあと想像するしだいです。



 

        杜甫と李白                     白梅



以上作品は、書家50周年を記念して出版された「榊莫山 自選作品集」より





2.進水式







10月22日、生まれて初めて船の進水式にご招待いただいて見学してきました。

行ったのは川崎重工 神戸造船所。進水した船は“バルク・キャリア”と呼ばれる

ばら積み運搬船「イプセア・コロッサス丸」、全長197m、総トン数33,500トンです。



シンガポールの海運会社の船として、これから世界中の海を航海するのでしょうけど、

船主さん、造船会社の社長さん、製造現場のみなさん、地元の小学生など沢山の

人々に祝福されて進水していく姿をみて、あらためて「ものづくりはいいなあ」と

思いました。



ちなみにこれだけの大きな船で、価格は数十億円だそうです。

あの小さなジェット戦闘機が1機100億から200億もすることを思うと、

なんとも虚しいというか腹立たしいというか、いやいやそういうものなのだと妙に

納得してしまうというか、複雑な心境になる小生です。



進水式の感動に浸りながらの帰り道、ISS前田氏と近くの中華料理店「一貫楼」で

食べた野菜炒めとギョーザの味は、格別であった。





      IPSEA COLOSSUS丸よ、おめでとう!!!



  

 長年の親友 ISS前田氏と         神戸中華の名店(?)「一貫楼」



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