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Miyajima News

2008年11月24日

イメージ吸着法



【H20年11月のコラム(第86号)】







1.イメージ吸着法



今月で私も46歳になった。



僕は孔子の



「子曰く、

吾れ十有五にして学に志す

三十にして立つ

四十にして惑わず

五十にして天命を知る

六十にして耳順(したが)う

七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず」




という言葉が好きで、昔と今とでは人の寿命が違うとはいえ2500年も

前によくもこんなにうまく人の一生を言い得たものだなあと思う。



この言葉を素直に受け取るなら、自分は「不惑」の真っ最中にいるわけで、

とにかく今は脇目も振らず自分の道を突き進め!ということになる。



しかしながら、人間の肉体の方は25歳頃をピークに下り坂に入るわけで、

特に最近では記憶力が落ちたことを実感することが多い。



それで3年くらい前に彦根出身の小田全宏さんを講師として記憶術の

セミナーを受けたのだがそれが実に面白かった。

その一つが「イメージ吸着法」という記憶術である。



どういう記憶術かというと、「覚えたいことを映像(イメージ)化し、

それを身体に吸着、すなわちくっつけて覚える」
という方法である。

上のイラストはその「くっつける」場所の番号を示している。

(番号は20までで、部位の順番は覚えてしまう必要があります)



例えば山手線の駅を東京駅から左回りに覚えるなら、

1番の頭のてっぺんに「東京タワー」が立っている映像を焼き付ける。

次に2番のおでこ(額)には、「おでこを犬に噛まれた」ような映像を

強烈にイメージ化するのである。

「おでこ」→「犬に噛まれた」→「噛んだ」→「神田」という具合である。

同様に3番の目には、「メイドカフェの女の子のキラキラ光る目」をイメージ

する。すると「3番」→「目」→「メイドカフェの女の子」→「秋葉原」となる。



かなりこじつけのように思えるが、イメージの仕方はそれこそ全く自由で

とにかく自分がイメージしやすいことを頭に焼き付ければよい。



僕はこの覚え方でかなりの事を「完璧に」覚えることができるようになった。



京セラ創業者、稲盛和夫氏の「経営の原点12ヶ条」もその一つである。

例えば10番めの「常に創造的な仕事をする」では、自分の胸に

アインシュタイン博士の顔が貼り付いていることをイメージしている。

すると「アインシュタイン」→「すごい発想」→「創造的」と結びつくわけである。



また、一度に数人の方と名刺交換をして、順番はともかく、

その方たちの顔と名前だけは合わせたい時なら、例えば鈴木さんなら

その人の首に鈴がぶら下がっているようなイメージを焼き付ける。

大野さんなら、その人の家が広い原っぱに建っているようなイメージ。

山口さんなら山口百恵ちゃん(古い!?)の顔を貼り付けるようにする。

そういう風にすると案外さっとその人の名前が出てくるのだ。

ただし、間違ってもどんなイメージでその人を覚えているかってことは

口に出してはいけないが・・・。



長くなってしまったが、記憶術のセミナー講師をしてくださった小田全宏さんは

中学時代に成績が伸び悩んだ頃、ふと手にした記憶術の本のおかげで

以後成績が急伸し、その後見事天下の東大に進まれたそうである。



ものごとが「わかる」ということは

1.読める、2.書ける、3.イメージ化できる、4.構造化できる

という4つのステップがクリアできることだとおっしゃっていた。



文字や文章で覚えるのではなく、いかに「イメージ」できるか、

すなわちやはり「右脳」を働かせることが大事ということである。



秋も終わりに近づいたけれど、日々「五感」を大切に送りたいものである。





株式会社アマダ様 富士宮事業所からの富士山 2008.11.5


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