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Miyajima News

2008年4月14日

距離感の違い いまむかし




【H20年4月のコラム(第79号)】







1.距離感の違い いまむかし



当社の会社の前の道をずっと琵琶湖の方に進んでいくと、高宮郵便局のところで

旧中仙道と交差し、そこに「高宮の大鳥居」と呼ばれる立派な鳥居がある。

高宮というのは旧中仙道宿場町の名前であるが、鳥居には「多賀大社」と書かれており、

なぜこんな神社から遠いところに鳥居があるのだろうと以前は思っていた。

実際この大鳥居から多賀大社正面の鳥居までの距離を測ってみたら、

なんと3.6kmもあるのである。(僕も暇ですなあ・・・笑)







しかし、よくよく考えてみると、昔の人は中仙道を何日も何十日も歩いて旅をし、

その途中で“伊勢の親神さん”として知られる「お多賀さん」に参られたのである。

この鳥居の前に来た時、きっと

「ああ、やっとあと少しでお多賀さんにお参りできる」

と思われたにちがいない。



ところがどうであろう。

今の私たちで、誰がこの鳥居からお多賀さんまで歩く気になるだろうか?



昔の人ならさんざん歩いて長旅をしてきたその上に「あと少し」と感じた距離が、

今の私たちにとってはこの区間だけでも「なんちゅう遠いんや?」と感じるわけである。



車とか新幹線とかでどこに行くにもやたらに便利になった現代ですが、

昔と今と、どちらの方が心に余裕があったのかなあ・・・。

鳥居の横に美しく咲く桜の花を愛でながら、そう思ったこの四月です。



 



おかげさまで4月1日で社長就任丸6年になりました。ありがとうございます。




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