ミヤジマ社長 宮嶋誠一郎のコラム

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1.自分の中に毒を持て

【H21年2月のコラム(第89号)】



1.自分の中に毒を持て


「本は自分自身との対話だ」

ごくふつうの一文だが、これがこの本の中で一番印象に残った言葉である。
忙しい毎日の中で、なかなかゆっくり本を読む時間がない。
寝る前に布団の中で読もうと思っても、一瞬で催眠術(?)にかかってしまう。
それでもやはり読書は面白い。嵌ると止まらなくなる。

イビデン最高顧問の多賀潤一郎氏は
「貯金は金が余ったからするものではなく、
読書は時間が余ったからするものではない」
と書いておられたし、
伊藤忠会長の丹羽宇一郎氏は
「心を磨くものは“仕事”と“読書”と“人”の3つである」と言っておられた。

しかし、読書が“自分自身との対話”であるという岡本太郎さんの一言には
なるほどー!!と思ってしまった。たしかに私も本を読んでいる時は、自分に
照らし合わせていろいろ考えながら読んでいるもんなあ。
だから読むのが遅いのですが・・・。

いずれにせよ、この本のタイトルは先月の平山郁夫さんの「ぶれない」という
題同様に強烈であり、内容もタイトル以上に強烈であったので、以下ご紹介します。



(1)自分の大間違い
 人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。僕は逆に積み減らすべきだと思う。
財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、帰って人間は自在さを失ってしまう。(略)
今までの自分なんか、蹴トバシてやる。そのつもりで、ちょうどいい。

(2)仏を殺せ
 かなり以前のことだが、京都文化会館で二、三千人の禅僧たちが集まる催しがあった。
どういう訳か、そこで講演を頼まれた。(略)ぼくの前に出て開会の挨拶をされた坊さんの
言葉の中に、臨済禅師という方はまことに立派な方で、「道で仏に逢えば、仏を殺せ」と
言われた、素晴らしいお言葉です、という一節があった。有名な言葉だ。(略)
 しかし僕は一種の疑問を感じるのだ。(略)
 でぼくは壇上に立つと、それをきっかけしにて問いかけた。
「道で仏に逢えば、と言うが、皆さんが今日から何日でもいい、京都の街角に立っていて
ごらんなさい。仏に出逢えると思いますか。逢えると思う人は手を上げてください」
 誰も上げない。
「逢いっこない。逢えるはずはないんです。では何に逢うと思いますか」
 これにも返事がなかった。坊さんたちはシンとして静まっている。そこでぼくは
激しい言葉でぶっつけた。
「出逢うのは己自身なのです。自分自身に対面する。そうしたら、己を殺せ」
 会場全体がどよめいた。やがて、ワーッと猛烈な拍手。

(3)プライド
 大切なのは、他に対してプライドをもつことではなく、自分自身に対してプライドを
もつことなんだ。
 他に対して、プライドを見せるということは、他人に基準を置いて自分を考えている
ことだ。そんなものは本物のプライドじゃない。たとえ他人にバカにされようが、けなされ
ようが、笑われようが、自分がほんとうに生きている手ごたえをもつことが、プライドなんだ。


《明日の神話》

(4)出る釘は打たれる
 いつでも「出る釘は打たれる」。
 だからといって気を遣って、頭を引っ込めてしまっては、人間精神は生きない。
逆に打たれなければ―。「打ってみろ」と己をつき出す。打たれることによって、
自他をひらくのである。ますます拡大して爆発する存在になるのだ。

(5)青春のアカシ
 近頃の若者は、セックスも開放的だなどと言われているが、スラッとなめらかに行く
ことが必ずしもいいとは限らない。ギクシャクしたり、自分が引き裂かれたような、熱く、
苦しい思い、そういう情熱の混沌を経験することは、かけがえのない青春のアカシと
いってもいい。
 ところで、愛をうまく告白しようとか、自分の気持ちを言葉で訴えようなんて、あまり
構える必要はないんじゃないだろうか。
 身体全体、存在全体が愛の告白になるはずだ。

(6)芸術の三原則
 「あらいいわね」
 「しゃれてるじゃない」
 「まことに結構なお作品」
 なんて言われたら、がっかりだ。こちらは自分の生きているアカシをつき出している。
人間の、本当に燃えている生命が、物として、対象になって目の前にあらわれてくれば、
それは決して単にほほ笑ましいものではない。心地よく、いい感じであるはずはない。(略)
芸術はきれいであってはいけない。うまくあってはいけない。心地よくあってはいけない。
それが根本原則だ、と。


《重工業》

(7)芸術の見方
 ぼくは多くの人の鑑賞の仕方が不純に思えてならない。
 たとえば、作品の前に立って、それを直接見とどける前に、まず、これはいったい誰の
作かということを気にする。有名な巨匠の作品、ゴッホでもピカソでもいい、そんな偉い人
のだとわかると、とたんに、「なるほど、やっぱりいいですね。さすがは」などと、口先で
感嘆してしまう。まだよく見てもいないのに、感心しないと、芸術がわからないと馬鹿に
されるのではないかと心配するのだ。まったく軽薄である。
 それらの作品を自分の生きる責任において、じっと見つめてごらんなさい。

(8)爆発の秘密
 ぼくが芸術というのは生きることそのものである。人間として最も強烈に生きる者、
無条件に生命をつき出し爆発する、その生き方こそが芸術なのだということを強調したい。
“芸術は爆発だ”
 ぼくの気ままに言った言葉。それが妙に一般の人気を得て、ついには新語・流行語大賞
までもらってしまった。今ではバクハツがひとり歩きしているようだ。(略)
 いま、この瞬間。まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、全存在で
爆発する。それがすべてだ。
 そうふっきれたとき、ぼくは意外にも自由になり、自分自身に手ごたえを覚えた。


《太陽の塔》

挙げだしたらきりがない。それくらい鮮烈な文章の連続の本だった。
岡本太郎さんは漫画家の岡本一平、作家の岡本かの子ご夫妻の長男であり、
DNAというのは怖いものだ。文才もすごいものがあるなあと感じた。

とにもかくにも一言であらわすなら、やはり「爆発」である。
形式や過去にとらわれず、今この瞬間に自分のすべてを表現、いや爆発させる。
それこそが最高の仕事なのだ。

しかしそれはやはり平山郁夫氏と同じ。なぜなら、お二人とも気の遠くなるような
基礎づくり、更には苦悩の上に成り立っているからだ。

自分も46歳になり、「毒」も出てきてしまったように思う。
思ったとおりの要らんことをつい言ってしまい、反省することもしばしばである。
でもそんなこと気にするな!と太郎氏は言っているようにも思える。
小さくまとまるな、今こそ突き進めと。


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