ミヤジマ社長 宮嶋誠一郎のコラム

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1.それでも地球は回っている

【令和2年(2020年)4月のコラム(第232号)】 



1.それでも地球は回っている

昔、PHP研究所の社長をされていた江口克彦さんに聞いた話です。
江口さんが松下幸之助さんの秘書をされていた時のこと、
ある日曜日に幸之助さんから江口さんの自宅に電話がかかってきたそうです。
「やあ、江口君、休みの日にすまんな。ところで君、今日は何をしとるんや?」
「は・・・?はい、休みの日でありますから、家で休んでおります。」
「そうか、それはよかった。・・・でもな江口君、それでも地球は回っとるで。」
と、幸之助氏が言われたそうな。

「休みの日はもちろん休んだらいいが、その間でも地球は回っている。
だから心と身体は休めても、頭の中はいつも考えとかなあかんで。」
ということを幸之助さんは言いたかったのであろう。

今なら「働き方改革に反する」だとか「プライバシー侵害だ」とか批判されそうですが、
江口克彦さんは経営の神様と言われた松下幸之助氏の秘書として身近に仕えた頃の
懐かしい思い出話として話され、こういう関係っていいなあと感じたのを覚えています。

今、世界は新型コロナウィルスの脅威の真っただ中にあります。
今日(4/4)現在、世界で約100万人が感染し、5万人以上が亡くなっていますが、
この先どこまでいくのか誰にも予想できませんし、決して他人ごとではありません。
また、経済的な影響はどれだけあるのか?
もしかしたらリーマン・ショックの時よりも悲惨な状況に陥るかもしれません。

そのような中、私たち一人ひとりにできることは、やはり最大限の感染予防と、
あらゆる状況を想定し、それらに対する「備え」をするしかないでしょう。

そして、「それでも地球は回っている」ということを忘れることなく、
しかしそれは決してコロナを甘く見るということではなく、コロナの脅威に負けないために
今の自分にできることを、焦らず、ぶれることなく、確実にやっていきたいと思います。


彦根市内を流れる芹川沿いに咲く桜 (2020.4.3撮影)
今年はお花見の気分ではないですが、それでもやはり桜はきれいですね。


《追記》
ロックダウンとかクラスターとか、オーバーシュートとか、
日本人はなぜやたらとカタカナを使うのでしょうか?
例えばオーバーシュートという言葉について、私が学生時代に習ったのは



上の図のように目標値に対して行き過ぎてしまうことだったのですが、今回のコロナでは



上の図のように「幾何級数的に」、「爆発的に」増えていくことを表しているようです。
これならオーバーシュート(Overshoot)というよりアウトブレーク(Outbreak)の方が
適切ではないのだろうかと思うのですが・・・。
いずれにせよ、このようにやたらとわかりづらいカタカナを連発させると、
よけいに国民が惑わされ、振り回されるのではないかと心配します。
人間、「無事」こそが一番の幸せなのだとあらためて思いますが、
私たちにとって、一刻も早く安心できる日がやってくることを祈るばかりです。

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