【H29年(2017年)2月のコラム(第194号)】
1月、彦根市・多賀町エリアは14日、23日と二度も大雪に見舞われました。
初めが約40cm、次は約60cmもの積雪でした。当然道路は大渋滞!
これだけ降るのは33年ぶりのことだそうです。2月はどうなることでしょう?
今月は珍しく、短いコラムの「三本立て」にしてみました。
1.「伝統」でなく「伝燈」
日本政策金融公庫の月刊誌に茶道、千宗屋(せん・そうおく)さんの文章が載っていた。
茶道は日本の「伝統文化」だが、「伝統」の本来の表記は仏教用語の「伝燈」、すなわち
師から弟子へ教え(燈明の炎)を伝えていくことなのだそうだ。
燈(ともしび)を伝えていくには、常に新しい油(創意工夫)を注いでいかねばならない。
しかしうっかり油を絶やしてしまうと、火が消えてしまう。だから「油断」というのだそうだ。
言葉の意味の深さを、改めて教えられた。
2.トランプ大統領
産経新聞2017.1.21朝刊より
今年もいくつかの賀詞交歓会、新年互礼会に参加したが、ほぼすべての会で話題に
挙げられていたのがアメリカのトランプ新大統領である。
70歳での就任は歴代大統領の中では最高齢だそうで、よくやられるなあと尊敬する一方、
大丈夫かいな?という心配もある。しかしあのアメリカで「不動産王」と呼ばれるまでになった
人なのだから、並大抵の運と実力の持ち主であることは間違いない。
しかし、私にはどう考えてもうまくいくとは思えない。
その理由は簡単。「アメリカ第一主義」である。企業でいえば、「お客様や仕入先の利益など
かまうな。自社の利益を最優先せよ。」と言っているのと同じで、そんな会社が長く繁栄した
例は一つもない。ただ望みはひとつだけある。新大統領が世の常識を超える知恵の持ち主で、
まずは世界を欺き、自分が犠牲になってでも「あっと驚く改革」をしてやろうと目論んでいることだ。
その答えが出るには、そう長くかからないだろう。楽しみにしたいと思う。
3.「兄弟経営」つづき
日経トップリーダー 2014年2月号より
日経BP社が出版している「日経トップリーダー」2月号に、弊社が掲載された。
「兄弟経営」というテーマを企画されたのだが、どうも趣旨にぴったりくる企業が見つからず、
あちこち探された中で当社を見つけていただいたそうである。そのきっかけになったのが
昨年3月の私のコラム、まさに「兄弟経営」。
http://www.miyajima-jp.com/column/post_168.html
誠にありがたい限りであるが、私と十歳年下の弟(常務)が力を合わせて必死に
もがいていることをご理解いただくために、今低迷している業績もあえてオープンにした。
こんな立派な記事を書いていただいた以上、これからも兄弟仲よく社会のため、社員のため、
そして両親、ご先祖様のため、一所懸命努力して末永く続く会社にしていきたいと思う。
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