【H22年2月のコラム (第103号)】



1.畦道商法のススメ


今年は何故かまったく「新年」という感じがなく、年末の慌ただしさが
そのまま「連休」を挟み、年が変わって始まったという感じです。
新年会もいくつか出させていただきましたが、
あっという間に1月が終わってもう2月!それももう後半(汗)
こうやって今年も過ぎていくのでしょうね〜。

今年出させていただいた新年会の中で、一つ面白いお話を聞きました。
それが「畦道商法」です。

なかなか読めないかも知れませんが、これは「あぜ道」と読みます。
「あぜ」は「畔」とも書きます。「静かな湖畔(こはん)」の畔の字です。
(畔は「くろ」とも読みます。畔柳(くろやなぎ)さんとかいますよね)

ある会の会長さんが新年のお話の中で「世の中は大変な状況だけれども、
その中でこれからの中小企業は『畦道商法』でいかねばならない」
とおっしゃっていました。

『畦道商法』とはどんな意味なのか?

畦道というのは田んぼを区切る細い畝(うね)の道のことですが、
ちょっとふらつくと田んぼに落ちてしまうほど細い。
細い道だから、一度にたくさんの人は歩けない。
もし前の人を抜かそうと思っても抜けない。
無理に抜こうとすると自分が田んぼに落ちてしまう。
この道を進むような、そういう商売をせんといかんとその会長さんは
おっしゃったのです。

要はよく言われる「ナンバーワンよりオンリーワン」というような意味なのですが、
それを畦道に喩えるとは実にうまい!と感心してしまいました。

これと同じような意味で中国の諺に「物以稀為貴」という言葉があります。

これは中国琵琶の名人の方に教えてもらったのですが、
「物は稀(まれ)を以て貴きを為す」すなわち
「物というものは、滅多にないほど稀な物こそ貴重である」
という意味だそうです。

自分の会社の中に、世の中から見て稀なもの、貴重なものはないか?
それを見出し、それを「ウリ」にしていく。
それは技術でも人でもサービスでもなんでもいいと思う。

人が真似できない仕事・・・それには2つあると以前どこかで聞きました。

(1)真似ができないほど凄い(技術・歴史・サービスなど)

(2)真似してもメリットがない(面倒な仕事・大変な設備投資が要る仕事など)

当社の方な中小企業は、どちらかといえば後者・・・そう、
「ようこんなめんどくさいことやるわ〜」
というようなことを「畦道を進むがごとく」ひたすらやっていくべきではないかと
思います。

  
東京タワー前の機械振興会館に行ってきました。古くなっても東京タワーはいいですね

  
同じくタワー前の金地院にあった言葉        なぜか坂本龍馬


昔勤めていた愛知県刈谷市の会社の近くにあった
天婦羅「徳廣」さんのあさり汁。
これを初めて戴いた時の感動は忘れられません(;_;)
これも「圧倒的特徴」ですね!